葬儀中離席をする際のマナー

葬儀が始まったら、中座や早退を含めた離席は相手に与える印象が良くありません。トイレなどやむを得ない事情で離席をする際にも、振る舞い一つで相手に与える印象は変わります。その際のポイントを紹介します。

葬儀前にあらかじめトイレを済ませていても、生理現象の一つですからトイレに行きたくなってしまうことは仕方ありません。普段から行く頻度が多い方や体調不良を抱えている方は、我慢することで身体の不調をきたしてしまう恐れがあります。葬儀中は自分の焼香後および僧侶の読経を終えた頃に中座してトイレに行くようにしましょう。その際に、周囲に着席している方に目で合図をして、喪主や遺族に軽く頭を下げて音を立てずに席を離れるようにします。たとえ急ぎでも、慌てて離席をするとマナー違反になることはもちろん、社会人としての振る舞いとして良くありません。席に戻る際には、喪主や遺族へは目を合わせて、自分の席からで構わないので軽く頭を下げます。周囲の方々へも同様です。戻る際に服装が乱れていたりハンカチで手を拭いたまま着席したりする方もいますが、これらの乱れが無いよう確認するようにしましょう。

間違って葬儀が始まる前に携帯電話の電源を消していなかった場合に着信が鳴ることもありますが、これは避けるように努めます。本人や参列者はもちろん、着信をした相手にも迷惑を与えかねません。一方、仕事の都合や家庭の事情でやむを得ず携帯電話の電源をつけている方もいます。事情を説明し、受付時に喪主や責任者に詫びた上でマナーモードで対応をしてください。

携帯電話が鳴った際の離席ですが、トイレが理由の場合よりも参列者に悪い印象を抱かせかねません。その際には、周囲の方へ会釈をした上でトイレと伝えてから離席をすると、悪い印象は軽減されます。喪主や遺族にも軽く一礼をし、通話をする際も葬儀中であることを前提に対応をするようにします。着席までの時間は、長くても10分以内で済ませることが大切です。それ以上時間がかかる場合は、喪主、遺族、参列者に不安や心配を与えかねないので注意するようにしましょう。